2007年8月12日
AM 4:00 目が覚める。昨日はPM 9:00に、真っ暗な山道を登り、満天の星空の下で、野天風呂を堪能出来たのだった。^^ 写真こそ無いが、言葉では言い表せない程の満天の星空の下で浸かる温泉は格別だった。後は、北アルプス・雪倉岳と朝日岳を拝みながら浸かりたいと思い、朝、飛び起きて野天風呂に向かう。この日も天気は快晴!これは期待大。^^v 言うまでも無い・・・一番上にある、『薬師湯』を目指す。裏山を登りきって後ろを振り向いたら、期待通りの絶景が・・・残雪の残る、雪倉岳と朝日岳が雄大に見えた。『来て良かった!』と一人事を呟く。この一瞬の為に、バイクで時間をかけて訪れた絶景はいつも感動をくれるのだ。今回もこの北アルプスを眺めながら浸かる、蓮華温泉はまさに、絶景秘湯に相応しいロケーションだった。
蓮華温泉の一番上にある、『薬師湯』 でのショット。バックには北アルプスの雪倉岳(左側)と朝日岳(中央)まさに、絶景秘湯そのものだった。
薬師湯から見下ろした風景。
北アルプスを望みながら浸かる蓮華温泉は、まさに秘湯に相応しい!
満天の星空の下と北アルプスを眺めながら浸かれた蓮華温泉は、今まで訪れた秘湯の中でも印象に残った所となった。また、いつか連泊してゆっくり訪れて見たい。出発時の蓮華温泉での気温は20℃。下界の気温がウソの様だった。AM 7:05 新潟県・蓮華温泉を後にして、一路、白馬村を目指す。次の目的地は、7年前に訪れた事のある、白馬村にある、長野冬季オリンピックで感動をくれた白馬ツインジャンプ台。
蓮華温泉を後にする時、愛車に装着したサーモメーターは、気温20℃を指していた。流石かなり涼しい!
白馬・八方尾根スキー場の手前で見えた、北アルプス。同じ位置から広角と望遠で撮影。違いが分かりますか? ^^
※画像にオンマウスして下さい。
蓮華温泉を出発し、国道148号線を南下。次に目指すは、白馬・八方尾根スキー場に隣接する、白馬ツインジャンプ台。7年前、どんより曇り空だったので、今回は青空をバックのジャンプ台を見る為だ。白馬村は、ビッグスキー場の目白押し。白馬乗鞍・コルチナ・栂池・岩岳・白馬八方尾根・47・五竜・青木湖・佐野坂と、9ヶ所ものビッグスキー場がある。特に、八方尾根スキー場は、その中でもスケールが違う。黒菱ゲレンデと兎平ゲレンデは、コブの連続ゲレンデ。スキーヤーなら一度は滑っておきたい所だ。さておき、ツインジャンプ台の手前で、北アルプスの雄姿を望む。残雪の残る北アルプスは、いい風景だった。ここから、2〜3分で白馬ツインジャンプ台に到着する。ジャンプ団体のあの原田・舟木選手の感動が蘇る。あれから、そう言えば、もう9年も前になるのか・・・
あの感動から、もう9年・・・
この高さには、また驚いてしまう。あの高さから飛び立つのだから。
7年前とは、打って変わっての晴。でも凄い角度・・・
白馬ツインジャンプ台と後にして、ここから、国道148号線から、県道33号線へ。通称、『オリンピック道路』から鬼無里村へと向かう。鬼無里村は、信州でも屈指のそば処。お目当ての鬼無里村のそばを食べに行くことにした。県道33号線から、県道36号を北上する。途中、北アルプスを一望出来るスポットで記念写真を撮った。^^ 今日も天気は、晴。いつもなら、雨が付き物なのだが・・・
鬼無里村へ向かう途中に望めた、北アルプスの雄姿。
鬼無里村にある、『そば処 鬼無里』で食べた、
天もりそば大盛り。流石十割そばは、食感が最高!^^
鬼無里村で、十割そばを食べ、一路、長野市内を目指す。標高の高い所から、低い所へ向かう度に徐々に気温が上がって行った。流石に長野市内は、暑い。体感気温で、多分、36℃オーバーだろう。今年の夏から猛暑日が設けられたらしいが、まさにそのもの。(゚Д゚≡゚Д゚) 長野市内で、給油を済ませ、市内を東へ。国道406号線を東へと向かう。ここから、須坂をエスケープし、県道54号から県道112号線へ。次の目的地は、信州へ来たら是非、訪れて見たかった、『毛無峠』ここは、昔、硫黄鉱山で栄えた所だったらしい。今や小串鉱山へ繋がる索道が残っているだけだが、以前は、小さい街として栄えたとの事。凄い山の尾根に、小学校や映画館もあり鉱山で働く人々の街があったのだ。早速向かう事にした。
異空間の毛無峠。ここは、常に風が強く吹いており、木々は生えない。小串硫黄鉱山跡の名残で、今でも索道が残る。
県道112号線を登って行くと、上信スカイラインへ続く。ここからしばらく走ると、毛無峠へと続く道が右側に現れる。ここを右折し毛無峠へ。しばらく走ると、木々の生えていないエリアへ辿り着く。行き止まりが毛無峠だ。昔、ここは硫黄鉱山があり、山の中の一角に、一つの街があった。今は廃坑となり昔の名残は、鉱山へ続く索道が残っているだけだ。ここは、山の風の通りになっており、風が強く木々が生えない環境。到着したこの日も、かなり強い風が吹いていて、バイクが倒れそうな勢いだった。
バックに見えるのは、破風岳。写真ではあまり分からないが、かなりの強風が吹いている。バイクも倒れそうな勢い。
同じくして、バイクで訪れておられた方に頼んで、記念写真を撮ってもらう事に。
流石、ポジフィルムの発色は素晴らしい!
デジカメではこれ程の発色は出ないだろう。

撮影データ 使用カメラ オリンパスOM-1N タムロンSP17mm F3.5 マニュアル撮影 シャッタースピード1/30sec
絞りF22使用フイルム フジクロームプロビアRVP
毛無峠から、再び上信スカイラインを経て、万座温泉へ向かう。折角なので、万座プリンスホテルの露天風呂に立ち寄ったのだが、かなり観光化されていて、イモ洗い状態。。。日帰り入浴も¥1,000-だったので、少し後悔してしまう。お湯は、乳白色の硫黄泉で抜群だったのだが・・・万座温泉は、期待はずれだったので、今回、もう一つの秘湯として浸かって見たかった、志賀高原・熊の湯にある熊の湯ホテルへ向かう事に。ここ熊の湯ホテルの温泉は名前こそホテルで観光化されてそうだが、ここの源泉は過去訪れた、岩手県にある、国見温泉と似ていてエメラルドグリーンのお湯だと言う。日本にエメラルドグリーンの源泉は、国見温泉と熊の湯ホテルの温泉のみ。早速、万座から群馬県側、国道299号線から渋峠を越え、志賀高原にある、熊の湯ホテルへと向かった。
PM 1:20 志賀高原にある熊の湯ホテルに到着。『熊の湯ホテル』名前こそホテルだが見かけと裏腹に、素晴らしい泉質の露天風呂で日本に数少ないエメラルドグリーンのお湯が垂れる熊の湯ホテル独立源泉があるのだ。
スキーヤーなら、一度は滑っておきたい熊の湯スキー場。ホテルの裏側がスキー場になっている。熊の湯スキー場は、上品なスキー場として昔から人気が高い。ちなみにスキーで志賀高原を訪れた事があるのは、過去一度だけだ。ちなみに熊の湯スキー場は一度も滑っていない・・・(惜)
どうです!このお湯の色!源泉掛け流しのエメラルドグリーンのお湯は、日本ではここ熊の湯と国見温泉だけ!
国見温泉より、湯の花が若干少ない感じだったが、硫黄泉で効能がいかにも効きそうなお湯だった。^^
志賀高原・熊の湯ホテルの日帰り入浴時間は、PM 12:00〜PM 4:00までなので、時間に注意したい。やはり宿泊客を大切にされているホテルなので、日帰り入浴は、営利目的ではなさそうだ。またまた1時間半ほど浸かり、一路今夜の宿泊地、蓮池ホテルへ向かう。流石、志賀高原はビッグスケールなので、全てのスキー場を制覇すると、シーズンリフト券か何かが貰えるらしい・・・昔、話題となった映画、『私をスキーに連れてって』で一躍有名となった、横手山スキー場も、志賀高原最高地にある、スキー場。きっと雪質は、北海道と互角だろう。いつか、パウダースノーを味わって見たいものだ。^^
熊の湯から長野県側に下った所にある、『ほたる温泉・平床大噴泉』この横に志賀プリンスホテルが管理する、寸志の温泉がある。今回は浸からなかったが次回訪れた時の楽しみに。後ろの煙突から湯煙がモウモウと湧き上がっていた。まるで蒸気機関車のようだ。
熊の湯温泉とは、熊の湯ホテルのみを指す。この辺りは昔から、硯川温泉と呼んでいたらしいのだが、平成3年に、呼称を改めこの地帯一帯を 『ほたる温泉』 に改めたとの事。しかし、平床大噴泉の煙突から湧き出す蒸気が凄い!言うまでも無いが、24時間この状態。大地の伊吹を感じるロケーションだった。^^
PM 3:30頃、今夜の宿泊地、『蓮池ホテル』に到着。国道292号線沿いにあったので、迷わずに到着出来た。このホテルは、夏シーズンのみ、バイク宿泊プランを設定してくれていて、リーズナブルな料金で宿泊出来た。ソロライダーでもツインルームか個室なので、ゆっくり休めた。このホテルの裏側に、地名の通り、蓮が群生する池があり、プチ散策も出来ていい感じ。それと、お風呂も源泉をを引き込んでおり、露天風呂も楽しめて比較的オススメ宿だった。
明日は、いよいよ信州ツーリングのハイライト!志賀草津道路縦走!7年前のリベンジとして、群馬・草津温泉に浸かる予定。^^ 明日の天気予報も、晴。素晴らしい絶景が期待出来そうだ。

今日のルート。 

蓮華温泉→国道148号→県道33号(通称オリンピック道路)→県道31号→県道36号→鬼無里村→国道406号線を東へ→長野市内→県道54号線→県道112号線(大前須坂線)→毛無峠→上信スカイライン(県道466号線)→万座温泉→国道292号線(志賀草津道路)→渋峠→熊の湯ホテル→宿泊地・蓮池ホテル。

 本日の走行距離   182.1km  
inserted by FC2 system