2005年 10月9日 晴
高速道路でも珍しい遊園私設などがある、遊べるサービスエリア、川島ハイウェイオアシス。
季節も夏から秋へ。温泉が恋しい季節がやって来た。今回は岐阜県・長野県へ無料温泉キャンプツーリングを企画。基本中の源泉掛け流しの温泉に浸かり、なおかつ無料がテーマ。温泉料金を出さなくて、すばらしい温泉が入れる所は日本中沢山ある。今回は岐阜・奥飛騨温泉郷を中心に点在する無料温泉を回って見る事に。

自宅をAM6:00に出発し、名神高速道路を東へ・・・途中、東海北陸自動車道を北上しせせらぎ街道から、飛騨高山へと向う。天候も申し分無く絶好の行楽日和だった。反面高速道路は渋滞気味。対面通行の東海北陸道は、もちろん渋滞していた。キャンプに積載する荷物ですり抜けは辛い。郡上八幡で降りて、ここから日本百名道に選ばれている、せせらぎ街道を走る。ライダーの姿も多く結構走りに来ていた。せせらぎ街道は以前にも、走った事があるが実に気持ちの良い道だ。中部ツーリングには外せない道路だろう。
飛騨せせらぎ街道、西ウレ峠にて。
西ウレ峠は、『分水嶺』でもあり、ここを境に
山の水が日本海と、太平洋へと流れて行く。
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今回もキャンプであるが、キャンプ場に天然の源泉掛け流し露天風呂があるキャンプ場は珍しい。今回目指すキャンプ場は、もう10年前くらいに訪れた事がある、『合掌の森キャンプ場』。新穂高温泉エリアにはキャンプ場は少なく、あるのは主にオートキャンプ場であるが、こちらはバイクもOKで敷地内には自噴の露天風呂があるキャンプ場だ。山岳なので夏と言えども夜は冷える。10月であれば、なおさら冷えるので温泉はありがたい。^^その前に、近くにある栃尾温泉に立ち寄った。
合掌の森キャンプ場へ向う前に立ち寄った、栃尾温泉露天風呂。道路からすぐ側にある。無料でナイが、寸志で入れて、源泉掛け流し。管理人さえ居ないのだ。
荒神の湯と言うらしい・・・
まずは一つ目の無料温泉、栃尾温泉露天風呂。
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中尾キャンプ場への道の入り口にある、
巨大のれん。流石は、温泉天国地帯。
栃尾温泉に1時間以上浸かり、買出しを済ませて中尾キャンプ場へ向かう。時間はまだ午後2時半だが、早めにテントを設営し、今度はキャンプ場内にある露天風呂に入る事にする。ゆっくりと浸かりたい時は、早い時間に到着するのもいい。^^
今夜の寝ぐら、合掌の森キャンプ場に到着。
午後3時過ぎ、キャンプ場へ到着。以前とあまり変わってなさそうだ。しかし、以前のここの管理人のオヤジは愛想が悪かったが、まさか一緒ではないだろうと思ったが、そのまさかで同じオヤジだった。愛想のナイ喋り方でキャンプ場を説明する姿は、以前と同じで残念だった。関西人なら、シバキ上げたい気持ちだ。(シバキ上げるとは、中ぐらいのレベル。その上のレベルはドツくになるのだが・・・)案内通りの場所にテントを設営し、早速場内の露天風呂へ向った。
今夜の仮設?!我が家。^^今回はミニタープの他に、ミニディレクターチェアーを持参し、益々快適度を高める。
露天は以前と変わり無かった。のれんがある、東屋の向こう側に女風呂。ここは混浴だが暗黙の了解で殆ど男風呂。
もちろん源泉掛け流し。季節柄キャンパーは少ない。露天は貸切状態だった。通のキャンパーはあえて10月〜12月初旬を選ぶ。実はキャンプは夏がベストシーズンでは無いのだ。
脱衣場(東屋)のすぐ側に自噴源泉井戸があり、湯気が凄い。当然熱湯に近いので、山の湧き水で埋めていて湯温は少し熱い。山岳なので少し寒いくらいで、丁度いい湯加減。
またまた2時間近くも浸かってしまった。いい温泉だと、ついつい長風呂になってしまう。今夜の夕食はカレー!キャンプにカレーは定番だが、温めてポン!では味が無いので、折角なので地元の飛騨牛を使ったカレーを作る事に。手軽にレトルトで済ますライダーがほとんどなのだが、よっぽどで無い限りは自炊。地元の食材を使って料理を作りたいモノだ。
※まずはお米を研ぎ最初の水はすぐ捨てる。2回目以降は手際よく研ぎ、水に30分くらい浸すのがベスト。次は食材の準備。まずはタマネギを切る。切り方は好みだが三日月切りがいいかも。次にジャガイモの皮を剥き、目が出ていれば取り除こう。大きさは適度に。人参は忘れたのでパス。本来ならば無塩バターでタマネギを飴色になるまで炒めるが、今日はジャガイモとタマネギを食用油で炒めた。(手抜き・・・笑)その後、飛騨牛を塩コショウで下味を付け鍋に入れ、ジャガイモが柔らかくなったら火を止め、余熱だけでカレールゥを溶かす。10分程してかき回せば完成!!^^ 少し作り過ぎたようだ・・・^^;(汗)
焼いた飛騨牛を肴にビールで
イッパイは最高だった。^^v
また・・・作り過ぎてしまった・・・^^;
人参を忘れた・・・^^;
夜のキャンプ場にて。流石に標高1500mなので寒い。夜の気温は一桁代。フリースを持参して正解だった。※画像にオンマウスして下さい。
キャンプの醍醐味は夜と言っても過言ではない。ランタンの灯りで食事をし、食後のホットコーヒーは最高だ。その後、ランタンとキャンドルランタンの灯りの下で、ウィスキーなんかを飲みながら・・・なぁ〜んてのもいいだろう。^^最近のキャンプ場は焚き火は出来る所が少ないので、残念だがバイクと言う荷物に制約のある空間にこれだけの装備を持参したのも自分で驚きだった。カレーも辛くて体が温まり、いい出来具わい。ビールも飛騨牛を肴に飲んだ。最高だった。^^v それに写真には撮って無かったのだがここは満天の星空☆が凄かった。天の川はもちろん、空から星が降ってくるくらいの星空。キャンプで満天の星空に出会えたのは、最近に無かったので感動した。^^



午後10時、後片付けを済ませて、寝る前に夜の露天に浸かる。空は満天の星空。明日は早速帰るのだが、もう1泊したい気分だ。夜もふけるにつれ、更に冷え込んで来た。湯冷めしないうちにテントに潜り込み、午後11時半就寝した。
10月9日 晴
標高1500mの位置にある新穂高温泉郷の中尾キャンプ場は、少し紅葉していた。今年は猛暑の関係で、紅葉が1週間程遅いとの事。午前6時起床し、昨夜のカレーが余ったので何とか平らげる。朝からカレーは少し辛いモノがあった。捨てるのは、出来ない性格なので、完食。少し休んでから撤収の準備を始める。全て撤収が完了して最後に露天に入る。撤収を先に済ませておかないと嫌になるのだ。今日は、ここから新穂高ロープウェイ乗り場の近くにある、無料のアルペン浴場に浸かり、帰りに混浴無料の新穂高露天風呂に浸かる予定。ホントに温泉天国なのである。^^
かなり広い露天風呂。
東屋の脱衣場
朝の合掌の森キャンプ場。紅葉時期は見事なグラデーションらしい・・・・
合掌の森キャンプ場を後にし、新穂高ロープウェイ乗り場の麓にある、アルペン浴場へ立ち寄る。ここは本来、山岳者が下山して、疲れを癒して頂く為に無料で入れる温泉なのだが、一般の者でも入浴可能なのである。早速バイクを止めて入浴させて頂いた。中は脱衣場と浴槽しかなくシンプルそのモノ。もちろん無料で入れる。^^v バイクを止めている写真の左側の建物は、新穂高で唯一濁り湯の宿、『中崎山荘』と言う温泉宿なのだが、日帰り入浴が出来ないとの事で残念。次回、宿泊して入りたいと思う。
北アルプス登山の基点でもある、
新穂高ロープウェイのりば近くにて。
ここが、新穂高温泉アルペン浴場。バス停のまん前で、もちろん無料。^^ 本来は山岳者に気軽に入って頂く温泉だが・・・※画像にオンマウスして下さい。
バイクを停めた側にあった、自噴温泉。温度は結構熱かった。
次に立ち寄った無料温泉は、新穂高温泉郷のメインの新穂高の湯。混浴なのだが、水着OKなので女性の方も気軽に入れる。アルプスから流れ出る蒲田川の川沿いにあり、大岩盤があるのが特徴。湯舟の底には砂砂利が敷き詰めてあり、開放感溢れる露天風呂。以前来た時と変わって居ない。
新穂高温泉郷の目玉、新穂高の湯。まさに開放感があり、
気持ちの良い露天風呂だ。※画像にオンマウスして下さい。
雲の切れ間から、一瞬見えた北アルプス最高峰 『槍ヶ岳』山の稜線の真ん中あたり、尖がっている部分が見えるだろうか?
新穂高温泉郷を後にして次に向ったのは、旧安房峠。ここは以前難所と呼ばれた峠。現在は安房トンネルが開通したので、渋滞は無くなったが、トンネルが無かった時代は上高地へ向う観光バス・マイカーで普段は30分で越えられる峠だが、渋滞時は7時間ほど掛かったと言う峠。今は交通量も少なく、峠のフインキを味わえる所となった。
岐阜県側から見た、安房峠。全方の山は西穂高岳。
安房峠に向う途中にて。紅葉はまだ少し早かった。
峠の頂上にある、茶屋跡。
以前は賑わっていたのだろう・・・
いよいよ信州から一路帰路を目指すが、真っ直ぐ高速に乗って帰るのも面白く無いので以前、通行止めで行けなかった、野麦峠を越えて帰ろうと思った。早速、安房峠を越えて野麦峠へと向かう。信州の難所として有名な峠で、小説でも出て来る野麦峠だ。峠からは乗鞍岳が望めて、いい景色。しかし、ここから帰るルートは結構険しかった。まだ時間も早かったので、いっそうの事もう少し欲を出し、信州の秘湯『塩沢温泉』に立ち寄る事にした。
野麦峠の頂上にあった、あぁ野麦峠の碑。
野麦峠にて。バックに乗鞍岳を望む。
塩沢温泉へは目の前にある、木の橋を渡る。
この付近にクマ出没注意!の看板が・・
恐る恐る橋を渡る・・・あの田代元湯を思い出してしまった・・・
以前は温泉旅館だった塩沢温泉 湯元山荘、現在営業はしておらず、露天風呂があるのみ。露天風呂は無人で無料だが、温泉だけは地元の有志の方々が清掃しているとの事。
少し温いが、開放感は抜群!
もし今ぁクマに出没されたら・・・
新穂高温泉キャンプツーリングは、まさに温泉天国だった。今回は無料温泉と言うのがテーマだったが、新穂高には、日帰り温泉で入れる多数旅館もあり、趣深い露天風呂もある。次回は今回入らなかった、佳留萱山荘の大露天風呂と新穂高温泉、唯一の濁り湯の温泉宿、中崎山荘の露天に入って見たい。^^   完
ツーリングデータ

高速代 往路  名神高速道路 【栗東インター】→東海北陸道 【郡上八幡インター】 ¥3100-   
      復路  中央自動車道 【中津川インター】→名神高速道路 【彦根インター】 ¥2650-
飛騨美濃道路  ¥300-
ガソリン代     14.08リッター  ¥1929-
合掌の森キャンプ場 キャンプ代 ¥1700-
雑費色々     ¥3201-
栃尾温泉 露天風呂 寸志 ¥200-
合掌の森露天風呂      ¥0-
アルペン浴場          ¥0-
新穂高の湯           ¥0-
塩沢温泉 湯元山荘     ¥0-

総走行距離  687.1Km
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ツーリング費用総額  ¥12880-
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