2002年 8月12日、アフリカツインを購入して初めての長距離ツーリング。東北も初めてで、今回は青森県・竜飛岬を目指す。AM 11:30 自宅を出発。天候は曇だったが、今にも降り出しそうな空。名神高速道路・栗東インターより北陸自動車道へ。金沢を過ぎた頃から、パラパラと雨が・・・
名立谷浜PAにて。この後、豪雨が・・・
北陸自動車道の名立谷浜PAで給油。雲行きが怪しくなってくる。空は真っ黒。日本海沖には巨大な雨雲がこちらへ向かってくるのがわかる。給油を済ませた時に一気に本格的に降って来た。止みそうに無い感じだったので、レインウェアを着て、出発。
日本海に沈む、夕陽はお預け。
雨の高速は辛い。まだ夜では無い分良かったのだが、今日は新潟で1泊しようと決めていた。新潟に近づくにつれ、雨も止んできてPM 7:00 黒埼PAに到着。今日はここでテントを・・・高速のPAでテントを張ってしまう。道路公団の方に注意されたら撤収すればいいと思い、強行テントを張ってしまった。
日本海北陸道・黒埼PAでのテント泊
8月13日 曇
8月13日 曇。AM 4:30 起床。テントを叩く雨の音はしていなかった。ラッキーな事に曇り空。取りあえず雨が止んでいて、良かった。そそくさとテントを撤収し、AM6:00 黒埼SAを出発。今日は、取りあえず秋田県まで到達したかった。一応、昨夜検討しておいた、田沢湖キャンプ場まで行くとする。
新潟県・山形県県境にて。
笹川流れ沿いにある、道の駅 『笹川流れ』
国道7号線を北上し、途中立岩海底温泉に立ち寄る。ここは、ツーリングマップルで賀曽利 隆氏が東北のベスト温泉に書かれていたので、寄って見た。中は普通のタイル貼りのお風呂だが、泉質は地底1500mから掘り出しているとの事。
立岩海底温泉にて。湯気でレンズが・・・そして、男湯と女湯の、のれん
田沢湖キャンプ場にて。
PM 5:45 秋田県・田沢湖キャンプ場に到着。途中、ジャスコ中仙で買い物を済ませてさっさとテントを張って、夕食の準備。雨は止んでいたので、良かったが、PM 10:00頃から本格的に降ってくる。今年は東北地方だけ梅雨前線が、停滞しており、長雨になるとの事。今回初の東北ツーリングは最初から最後まで雨なのか・・・
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テント内での食事。外はドシャ降り!
雨のキャンプはいやだよぉ〜
8月14日 雨
バタバタバタバタ・・・・んっ!と思いながらAM 5:00 目覚める。それは、紛れも無く雨音がテントを叩く音だった。それも結構降っている。昨夜の雨がずっと朝まで降っていた。最悪のシナリオ・・・キャンプ場の雨の朝ほど、悲惨な事は無い。しばらくどう撤収するか考えていた。止むのを待つか・・・雨の中、強制撤収するか・・・刻々と時間が過ぎる。止まない・・・仕方ないので、強制撤収決行!まずはテント内でレインウェアを着る。ここから強引にテント撤収!あぁ・・・次テント張るのいやだなぁ〜と思いながら、そそくさと撤収を完了し、田沢湖の、たつこ象に向かう事にした。
田沢湖・たつこ像にて  (もっと天気がよかったらなぁ・・・)
スタイル抜群?!
田沢湖を後にし、雨で体が冷え切っていたので、東北の秘湯、乳頭温泉郷にある、鶴の湯に向かった。今回のツーリングの楽しみでもあった。早速バイクを止め、鶴の湯へ。
秋田県、屈指の秘湯は最高だった。乳白色のお湯に、時代が止まった様な茅葺きの建物と、近代化されていない環境。是非また訪れて見たくなるのは、仕方ないと思う。ただ・・・メジャー化してしまって、観光化されてしまったのが少し残念だった。ひなびた、温泉ではなくなりつつある。今度は、だれも居ない露天風呂を是非堪能して見たい。
鶴の湯・野天風呂にて。
またまた1時間以上浸かってしまった。
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日本秘湯を守る会・会員宿、鶴の湯に1時間以上浸かり、次の目的地、十和田湖を目指した。雨は止まない・・・我慢しながら走った。『なんでいつも雨やねん。』と、ヘルメットの中で一人をつぶやきながら・・・途中にある、澄川温泉と言う所に寄りたかったのだが、H9年に起こった土石流で跡形もなく無くなってしまっていた。
H9の土石流で流されていた、赤川温泉と、澄川温泉。ホントは澄川温泉に浸かりたかったのだが・・・
十和田湖の表玄関にある、発荷峠
発荷峠にて。 
ライブカメラと同じアングルでパチリ。
十和田湖の表玄関・発荷峠に到着。展望が開けていい眺め。しかしこの天候。雨は止んでいたのだが、また降りそうな空。あぁ・・・天気がよければなぁ。と思いながら取りあえず来ました写真を撮った。観光バスも多くて、ゆっくり見られなかったが、次回訪れた時の楽しみとして取っておく事にする。
ようやく十和田湖に到着。定番の乙女の像を見て、奥入瀬渓流へ向かうが、この雨で増水しており、優雅な渓流は拝めなかった。
雨で増水した奥入瀬渓流。
またまた来ました写真を撮る。
十和田湖のシンボル
『乙女の像』
十和田湖と奥入瀬渓流を散策し八甲田山の麓にある、酸ヶ湯温泉に向かう。
酸ヶ湯温泉の途中にある、地獄沼。
傘松峠を抜け、ようやく酸ヶ湯温泉に到着。(^^)今回の最大の楽しみの温泉。のはずだった・・・喜びのあまりに慌てていつものようにタオルとデジカメを持って入った。

すると・・・しばらくすると、番頭のジジィらしき人が、服を着たままやって来て・・・『カムラ持っとるヤツ居るだべか?』と、東北弁丸出しで話している。それにひつこい程、喋っているので、思わず『ハイ!』と手を上げると・・・『オメェかぁ!盗撮しとったヤツは!』と・・・言うと、いきなりカメラ没収!直ちに風呂から出て、支配人室へ来いと・・・それに警察を呼ぶと言うのだ。これはえらいこっちゃ〜になり、温泉どころの騒ぎでは無くなってしまう。周りの人からジロジロ疑いのまなざし。ゆっくり温泉に浸かる気分もふっ飛んでしまい、そそくさと上がって支配人室へ。
支配人部屋へ行くと三人の人が待っていた。番頭のジジィ・支配人らしき人・女性(秘書らしき人)まず、自分が潔白を説明し、デジカメの写真を全て見せる。撮影は温泉に自分が浸かっている所を撮影する為のもの。何とか潔白が証明され開放?!される。酸ヶ湯温泉では混浴の為、以前にも盗撮事件が何件か起こっていると言うのだ。それがムカツク事に自分が入った時に入っていたのはお婆ちゃんとか、オバチャンだったのだ!!(若いお姉チャンならまだしも・・・)東北屈指の秘湯、酸ヶ湯温泉では散々な思い出となってしまった。まさに、旅の恥は掻き捨て。(@-@)
まさに!酸ヶ湯温泉では、 『旅の恥は掻き捨て・・・』
JR 青森駅前にて。
後味の悪いまま、酸ヶ湯温泉を後にして、今夜の宿を探す。もちろん雨は止んでいない。それに昨日のキャンプでテントもビショビショのまま。これはキャンプは無理と判断し、青森市内のビジネスホテルに泊まる事とする。時間も PM 6:00 前。せっかくなので、繁華街に近いホテルを駅の中にある、観光協会で紹介してらう事にした。
ビジネスホテルでは、夕食が無いので繁華街に一人でぷらっと繰り出した。繰り出すのはいいのだがバイクに乗る格好。着替えなどある訳ないのでライディングウェアのまま居酒屋を探す。すると前方に6人くらいの女性が歩いて来た。みんな結構飲んだくれてているようだった。ちょうどいいと思い、『この辺りに、お勧めの居酒屋さんはないですかぁ?』と聞いてみると、『変な服着てるね?』と聞かれたので、バイクで滋賀からツーリングに来てるんです。と説明した。すると逆にみんなから誘われてしまい、みんなで居酒屋へ。みんなお盆休みを利用した同窓会だったとの事。結局 皆さんと一緒にAM 2:00 くらいまで飲んだくれてしまった。(^^:酸ヶ湯の事件と言い・・青森の夜といい・・8月14日は、いろんな事があった1日だった。
青森市内で飲んだ、女性6人のみなさんと。
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