2009年8月11日
2009年の夏のツーリングは、再び東北を選んだ。今回は、再び青森県・下北半島、大間崎と尻屋埼灯台を目指す。青空の下、尻屋埼灯台を走って見たかった。前回、訪れた時は、あいにくのどんよりの曇空。今回は、青空の尻屋埼を期待して、8月11日、AM 3:15頃、自宅を出発した。ETC¥1000-を利用出来れば良かったのだが、この日は、割引外。なので、深夜割引を利用すべく、AM 4:00までに、ETCゲートをくぐればいい。AM 3:46 栗東インターのETCゲートをくぐる。ETC深夜割引だと、5割引。新潟県の、『荒川胎内』 まで、¥4600-となる。順調に、北陸自動車道の徳光ハイウェイオアシスで休憩していたら、関東地方で、大きな地震のニュースを知る。東名高速道路が崩壊の一報を聞く。お盆を控え、東名高速が通行止となると、他のルートへの渋滞が懸念が頭をよぎる。まず、目指す東北への影響は無いと思い、再び北陸道をひたすら走り、日本海北陸道へ。終点の、『荒川胎内』 インターへ到着したのは、AM 11:00 頃だった。今回は今までのデータから行くと、時間的に1時間早い。ここから、日本海沿いに、国道7号線を北上。お昼は、新潟県、道の駅・笹川流れ前にある、民宿 『ちどり』 さんで昼食を摂る。毎回ここで、お昼を頂く。いつものメニュー。刺身定食と、岩ガキを注文した。
AM 3:46 栗東インターのETCゲートをくぐる。¥1000割引とは行かないが、せめて深夜割引を利用する事に。
新潟県・日本海北陸道 『米山PA』 にて。
こちらが、天然の岩ガキ。
こちらは、いつも注文する、お刺身定食
毎回、立ち寄る、新潟県・道の駅 『笹川流れ』 の前にある、民宿 『ちどり』
PM 4:15 今夜のキャンプ地、『西浜キャンプ場』 に到着。比較的、早い到着だったが、キャンプ場サイトは、結構混雑していた。いつも東北ツーリングでの1泊目は、秋田県・西目町にある、『道の駅にしめ』 の無料休憩所で野宿していたが、今回は山形県と秋田県の県境近くにある、西浜キャンプ場を選んだ。ここは、料金の安さと、サイトエリアに温泉施設が併設されており、結構人気のキャンプ場らしい。早速、管理棟にて手続きを済ませて、フリーサイトにテントを張る。比較的、バイク駐輪場より近い所を選んだ。(これが次の朝に、悲劇が・・・)早速、テントを張り、晩メシの買出しへ。近くにコープがあると紹介してもらった。今日は、走り疲れたので、晩メシは、簡単に済ませる事にした。
比較的、良いところにテントを張れたと思ったのだが・・・
西浜キャンプ場は、温泉施設などが併設してあり、人気のキャンプ場だ。
今夜は、ビールにソーセージ、持参したサバの缶詰とご飯で済ませる。
東北ツーリングの1日目は、出発時は怪しい天候だったが、雨にも遭遇せず、まぁまぁの天候だった。しかし、明日の東北地方の天気予報は、雨。それも強く降るとの予報。イキナリ雨とは・・・今夜は、明日の天候を祈り就寝する事にした。
2009年8月12日
本日の走行距離 721.5Km
一瞬雨が止んでくれている内に、テントをたたむ。もう濡れてベッチョリ。。。
←詳しい場所はこちら
←民宿ちどりさんの詳しい地図はこちら
AM 5:30 頃、目覚める。テントを叩く雨音はしていなかったので、どうやら雨は降っていないようだ。空模様を見て見るが、振り出しそうな感じでは無かった。しかし、朝のコーヒーを飲もうとしてお湯を沸かしていた時、突然雨が降って来る。荷物をテントの前室へ移動した。止むのを待つが、止みそうに無い降り方。そうしている間に、雨粒が大きくなって、本降りになって来る。しばらくテント内で、弱くなるのを待っていたのだが、なんか床が冷たい。。。外へ出て見たら、なんと雨水が、テントの下に流れ込んで来ていた。ヽ(゚Д゚;)ノ゙あり合わせの道具で、テントの周辺の溝を掘り、何とか流れを食い止める。このテントを張った場所・・・どうやら、弱いくぼみになっていた。格闘する事、30分。雨が弱くなって来たので、急いで撤収する。飲みかけのコーヒーも慌てて片付けた。雨が止んでくれている間に、何とかテントを撤収。しかし、フライシートもテントも、かなり濡れてしまい、次にキャンプするのが憂鬱になるが、もう今のことだけ考えて、全ての撤収が完了した。今日の天気予報は、雨なので、この先が不安の出発となった。
雨が止んでいる間に、何とか撤収完了。

※画像にオンマウスして下さい。
西浜キャンプ場を、AM 6:59 出発。曇天の空でも、雨は降っていないのでヨシとする。ここから国道7号線を北上し、田沢湖を目指す。今夜は秋田県・田沢湖で、WR氏と合流する予定。自分より先に車で向かい田沢湖キャンプ場で、落ち合う約束だ。それまで時間がたっぷりあるので、今日は、岩手県の網張温泉に浸かる事と、NHK連続テレビ小説 『どんど晴れ』 で一躍有名になった、小岩井農場のある、一本桜を訪れる事。そして、東北の秘湯で、自分が一番好きな温泉、『国見温泉・石塚旅館』 の露天風呂に浸かる事にした。途中、山形県、秋田県の県境に差し掛かる。以前は、象潟町だったが、現在は、にかほ市に市政変更されていた。そして、しばらく走ると、東北ツーリングで毎回お世話になった、『道の駅にしめ』 にある、無料休憩所へ立ち寄った。最初に訪れた頃とあまり変化していなかったので、懐かしい感じがした。
山形県・秋田県の県境付近。
今現在は、にかほ市となっていた。
2004年8月に、同じ場所にて撮影したショット。
※ほぼ同じ場所で、撮影したショットです。、2枚の写真違いがお解かりいただけますか?左の写真は望遠で、右の写真は、広角で撮影しています。違いは、後ろの風景。バイクの大きさは変わりませんが、背景に違いがでます。望遠だと圧縮効果により、グッと背景が手前に引かれますが、広角はその逆の広がり効果になります。広角レンズは、近い物は大きく、遠い物は小さく写ります。
プチ写真講座
1時間ほど走り、秋田県西目町にある、道の駅にしめに到着。ここでしばらく休憩を取った。いつもお世話になっていた、無料休憩所も健在だった。休憩所にはチャリダーが野宿していた。以前の自分を見ているようだ。そうしている内に天候が回復して来たような気がした。空には少し青空が覗かせていた。雨の心配も何処へやら。一路、岩手県・小岩井農場へ向かう。
秋田県・道の駅 『にしめ』 にて。
NHK連続テレビ小説 『どんど晴れ』 で一躍有名になった小岩井農場にある、エドヒガンの一本桜。バックには岩手山。
専用駐車場が完備されているが、この時期は桜シーズンでは無いので、閑散としていた。
アフリカのお決まりのショットで、記念写真!(*^-゚)v

※画像にオンマウスして下さい。
桜が満開の頃は、岩手山にも残雪が残り、絶好の撮影ポイント。

※画像にオンマウスして下さい。折角なので、青空の風景を作って見ました。
NHK連続テレビ小説 『どんど晴れ』 では、主人公 浅倉夏美(比嘉愛未)がこの桜の下で、誓うシーンが特に印象的だった。小岩井農場の、一本桜を見て、ここから岩手山の麓にある、網張温泉へ向かう。この網張温泉の露天風呂は以前訪れた時、熱湯のように熱くて、入れず湯船を見て帰ったと言う苦い記憶がある。今回はリベンジ入湯を果たすべく網張温泉へと向かった。
小岩井農場から、約20分ほどで、岩手休暇村に到着。ここの裏山に、休暇村が管理している、混浴露天風呂がある
露天風呂は、こんな感じ。こんなお姉チャンが入っている訳がない。^^;
入浴料として、\300-をここに入れる。しかし、今回は入れずに露天風呂へ向かった。なぜ入浴料を入れないのか?!と思われたでしょうが、前回、熱湯状態で入れなかった借りを返してもらっただけ。^^;
これが、露天風呂へ続く裏山の入り口。ここから露天風呂まで徒歩で約7分くらい。
あと少し・・・ 老体にムチを打って、リベンジの露天風呂へ。^^;
これが、露天風呂の脱衣場。中央から左側が男の脱衣場で、右側が女の脱衣場になっている。
以前は無かった、温度計が備え付けられていた。
多分・・・熱いお湯の時が多いのだろう。
網張温泉の露天風呂を約1時間ほど堪能した。前回訪れた時、この露天風呂は熱湯状態で、浸かるどころか手も入れられない程熱かったが、今回は後ろの滝の水量が豊富で源泉との温度は、いい湯加減に保たれていた。いいお湯だった。しかし、ブヨの攻撃を喰らった。夏場の昼間の露天風呂にはアブとブヨに悩まされる。この日は浸かっている者は自分を含め2人だったので、ゆっくり出来た。この後は、国見温泉へと向かう。この温泉は東北の数ある温泉の中でも、お気に入りの温泉。今回で3度目になるが、何度訪れても飽きない。それに鶴の湯のよりマイナーなのか、真の温泉好きしか訪れない秘湯。エメラルドグリーンのお湯は、あまり無い源泉なので、東北らいし秘湯だと言える。早速、網張温泉を後にし、一路、国見温泉へ。
網張温泉から約小一時間で、国見温泉に到着。ここは秘湯ムードたっぷりだ。早速、石塚旅館さんの露天風呂へ。期待を裏切らない源泉掛け流しの露天風呂と内風呂がある。泉質も申し分ない。硫黄泉なので、あの独特な匂なのだが、少し炭のような匂いもする。ここはは何度来ても最高の至福。しっかりとハエ叩きも置いてあるので、不用意なアブとブヨの攻撃を避けられる。明日から雨の予報なので、今日まで十分楽しんでおかなければと思い1時間半も国見温泉を堪能した。出たり入ったりと温泉を楽しむ。幸いな事に自分は湯あたりしない。これだけ濃厚な泉質であれば、ほとんどの人が湯あたりを起こしてしまうだろう。また、ここは携帯電話が通じない。旅館にある固定電話のみなのだが、衛星電話との事。それに標高も高いので、国道からかなりクネクネと登って来た。苦労して来た者だけがこの温泉に浸かれるので、これこそ秘湯なのかも知れない。
このお湯の色、最高です!
泉質は、言うまでもない。
期待を裏切らない、岩手・国見温泉・石塚旅館の露天風呂。
露天風呂の少し上にある、源泉。そこからお湯を引いている。
もちろん、秘湯を守る宿の国見温泉・石塚旅館。
こちらは、露天風呂の脱衣場。一応混浴です。(*^-゚)
今回で3度目となった、岩手国見温泉・石塚旅館。
東北の秘湯、国見温泉・石塚旅館の温泉はいつ来ても期待通り。今回で3度目となるが、やはり期待を裏切らなかった。やはりエメラルドグリーンのお湯は素晴らしい。メジャーな乳頭温泉の鶴の湯より、格段に秘湯ムードがあり、人も居ないのでゆっくりと入れた。少し休んで今夜の宿泊地、秋田県・田沢湖キャンプ場へ向かう。今夜は、田沢湖キャンプ場でWR氏と待ち合わせしている。WR氏は車で東北へ来ているとの事で、今夜、田沢湖で落ち合う約束だ。天気予報は明日から雨。それも本格的の雨との予報だった。キャンプに雨とは先行きが暗くなる。今日がこんなにいい天気だと言うのが皮肉。取り合えず田沢湖へ向かった。
この日の夜は、秋田名物・きりたんぽ鍋と、イワナの塩焼きで乾杯!
夕方の田沢湖湖畔。明日からの雨を予感させる雲。
PM 4:00頃、田沢湖キャンプ場へ到着。ちょうど入り口付近にテントを張っている、WR氏を発見した。お互い遠方までの道のりを労う。自分は何度も来ているのでさほど遠く感じないのだが、WR氏はかなり遠く感じたらしい。早速、テントを張り、買出しへ。買出しの前に、水沢温泉郷にある駒ヶ岳温泉へ。乳頭温泉郷はメジャーなので、かなりの人だが、少し離れた所に、いい温泉宿がある。案外、人が少ないので穴場になっているのでいいかも知れない。この日は、きりたんぽ鍋を楽しんで、明日に備えた。明日の天気予報は、雨。小降りであって欲しいと思い。就寝する。
本日の走行距離 264.6Km
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