2008年9月16日
AM 7:00 出発!今日もまたまた空は 『晴』 !
AM 5:00 前、目覚める。いつものテントでの寝起きより格段に快適。ビジネスホテル的な宿のグリーン温泉だが、温泉は源泉掛け流し100%の本格的な温泉宿だった。泉質は北海道特有のモール泉で、お湯の色が、まるで紅茶。今まで色々な温泉に浸かって来たが、濃厚なモール泉は北海道ならではだろう。また一ついい宿を見つけた。出発前に、朝風呂で温まる。今日の目的地は、知床横断道路と、羅臼の熊の湯、そして、野付半島・・・そして日本最東端の 『納沙布岬』 。荷造りを完了させ、AM 7:00 グリーン温泉を後にする。まずは、知床半島を北上し、遠音別(オンネベツ)川のサケの遡上を見に行く事にした。
知床国道334号線に掛かる、遠音別橋。橋の下には、沢山のサケが遡上していた。

※写真をオンマウスして下さい。
サケの遡上!写真では分かりにくいので動画をアップしました。詳しくは写真をオンマウスして下さい。
斜里のグリーン温泉をAM 7:00 に出発し、途中にある遠音別川へ立ち寄る。この川では、サケの遡上が真近で見られるとのツーリングマップルの情報だったので、バイクを降り、橋の欄干から川を見下ろすと、たくさんのサケが遡上していた。北海道ならではの光景だろう。こんな身近で見られるとは驚いた。川の河口の向こうにはオホーツク海が広がっており、なんとも雄大な風景となっていた。実際、テレビでは見たことあったサケの遡上だったが、実際に見たのは初めてだったので、少し感動モノだった。しばらくサケの遡上を見た後、オシンコシンンの滝へ。15年前、見落としてしまったオシンコシンの滝だったので、目に焼き付けて帰りたい。情報によると、オシンノラの言う、大人しいニャンコが居るとの事。早速オシンコシンの滝へ向かう。
知床国道334号線を東へ。快晴の元、オホーツク海を左見ながら走る。
映画 『ガメラ』 を彷彿させる、カメに似ている岩を発見!記念に1枚!。しかし、後で分かった事だが、やはり亀岩と呼ばれている岩だった。(惜)
このにゃんこが、『オシンノラ』 元々は、ここへ住み着いたノラ猫ちゃんで、現在観光客に愛されているとの事。しかし、触っても何もしないメチャおとなしいネコちゃんだった。
                ※画像にオンマウスして下さい。
知床の観光の一つ、『オシンコシンの滝』 観光バスが来る前に到着したので、ゆっくり見られた。
オシンコシンの滝を見て、いよいよ北海道ツーリングのメインイベントの一部、知床横断道路へ向かう。この調子だと快晴の下、羅臼岳も望めるはず。時間があれば、カムイワッカの滝へ立ち寄りたいと思ったのだが、以前よりかなり観光化されてしまったとの情報なので、パスとした。秘湯も秘湯にあらず。本当の秘湯好きならば、今のカムイワッカの湯は行かないだろう。現在は観光バスでわんさか観光客が訪れるらしい。
知床横断道路は、残念ながら厚い雲に覆われていて、北方領土が見えるはずが残念ながら見えず。しかし知床の大自然を満喫出来た。
知床峠の石碑の前で、記念撮影。
ウトロを過ぎ、いよいよ知床横断道路へ。しかし、峠が近づくにつれ天候が悪くなる。さっきまで晴れていたのに峠を上るにつれて厚い雲に覆われ始めた。多分これでは羅臼岳は望めないと感じる。知床峠では良くある天候らしい。ウトロ側が晴れていても、羅臼側は雨になっているとの情報。もちろんその反対の天候状況もあり得る。知床峠へ到着するも、霧と厚い雲で覆われていた。残念ながら晴れた知床横断道路と羅臼岳は望めなかった。しかし、念願の相棒アフリカツインでの知床横断道路制覇は果たせた。霧の知床峠でしばらく休憩し、晴れた羅臼岳をイメージして、知床横断道路を羅臼側へ降りる事にする。また、いつか訪れた時の楽しみとして、知床峠を後にした。次の目的地は、北海道ツーリングの出発時にリベンジと掲げていた、『熊の湯』に浸かる事。15年前、一度北海道へ訪れているのだが、時間が無くて、浸からず熊の湯の湯船の傍まで来て浸からず帰った事。これが結構後になって後悔していた。今回はリベンジを果たすべく早速、念願の羅臼・熊の湯へ。^^
熊の湯は、羅臼国設キャンプ場の、道を挟んだ向かいにある。
もちろん、この 『熊の湯』 も世界自然遺産のエリア。
熊の湯は、この橋を渡った左にある。

※画像にオンマウスして下さい
入り口付近には、大きな看板が・・・
15年ぶりに訪れた、羅臼にある熊の湯に浸かる。以前は湯船まで来て見て帰っただけだったので、今まで後悔残っていたのだが、この瞬間にリベンジを果たす。^^ 地元の漁師のオッチャン達の声がうるさいが、居なくなるまで時を待ち、ゆっくりと浸かる。温泉に浸かるこの瞬間は、どこへいっても病められないものだ。白濁した硫黄泉の泉質は旅の疲れを一気に取ってくれる。1時間ほど浸かったり出たりして熊の湯での時間を過ごした。この後、羅臼へ向かうが、急な雨に遭遇。雲行きも怪しくなり、道の駅へ駆け込みしばしの雨宿り。1時間ほどで雨は止んでくれる。ちょうど海の遥か彼方に、北方領土が見えた。多分、国後島だろう。初めて見た北方領土に少し感動した。天気が良ければ最高だったが、今日までずっと、晴れてくれたのが奇跡に近い。休憩後、この後のルートを模索。日本百名道にも掲載されている、野付半島へ向かう。
根室海峡から望む、北方領土の一部の国後島。
写真では分かりづらいが、かなりの強風が吹き荒れていた、野付半島。
国後島までの距離は僅か16km。近いようで遠い、北方領土。
アフリカの顔と、記念にパチリ!
知床半島を羅臼側に出て野付半島へ来たが、かなりの強風で走りにくい条件だった。ほぼ直線で14キロの道のりだったが、着いて見れば何も無い所だった。沖合いには国後島が見える。直線距離で14キロしか無いとの事。近いようで遠い距離なのかも知れない。雨は上がってくれたが、どんよりとした曇空だったので、次の目的地、根室半島へと急いだ。天候も回復してくれればいいと思い、野付半島を出発した。
日本百名道にも選ばれている、野付半島に続く、道道950号線。
根室半島へ向かう途中で出合った、放牧牛達と記念にパチリ!
荒涼とした野付半島を後にして、別海町を抜け、根室半島に向かう途中に北海道らしい、放牧された牛達と記念写真を撮った。根室半島と言えば本土最東端の根室半島。折角の北海道に来ているのだから、最北端の宗谷岬に続き、最東端も制覇したいもの。国道244号線から国道243号線から国道44号線から一路、根室半島へ。
JR最東端の駅だと思ったが、残念ながら日本最東端の駅は東根室駅だった。。。
根室へ来たら、根室のグルメ、エスロカップを食べたかったので、根室で屈指のエスロカップのお店、『どりあん』へ立ち寄りたいと思っていた。ツーリングマップルにも掲載されていたので、期待していた。まずは本土最東端の駅と思っていた、JR根室駅に立ち寄る。駅前で詳しい場所を調べた。情報によると、根室警察署の西側と言うのが分かった。期待膨らませ、向かったのだが残念ながら臨時休業。。。。。工工エエエエェェェェェヽ(゚Д゚;)ノ゙ェェェェエエエエ工工   この時ってツーリングで一番悲しい瞬間。しょうがないので、納沙布岬へ向かう。時間の割りに、まだ日が高かったので日が沈まない内に訪れておきたかった。空も曇り空から、快晴に変わっていた。
見事な快晴の納沙布岬。またまた、絶好のロケーションに恵まれた。^^
本土最東端の納沙布岬へ到達。これで北海道の最北端、最東端、を制覇した。
北海道最東端 『納沙布岬』 は、またまた最高のロケーション。雲一つ無い快晴だった。ここは、日本で一番最初に朝日が昇る所だ。ここまで来て、雨だったら最悪だったかも知れない。納沙布岬には多数のバイクが来ていた。他にも観光客がウジャウジャ〜。。ベストショットのチャンスを伺っていたら、ちょうど人が途切れたので記念碑で記念写真を撮った。撮影が終了すると、1人のBMW乗りの若い兄ぃちゃんが声を掛けて来た。すると、私しのアフリカツインを撮影したいと言うのだ。理由を聞くと、あまり見かけないバイクだったのと、荷物が満載がカッコイイと言う理由だった。^^v 何とも嬉しかった。名前を聞いておけば良かったろと、後で後悔した。時間もPM 3:00を過ぎていたので、今日の宿を探す事にした。大体の当たりは付けていた。今夜は根室にある、ライダーハウス 『インディアン・サマー・カンパニー』 さんへ宿泊予定を立てた。
納沙布岬を後に・・・後方には、高さ97mのタワーを望む。しかし、いい天気だった!
1階部分は、本業の漁業で2階部分を、ライダーハウスとして提供されている。
壁には、訪れたライダー達の写真でビッシリ埋め尽くされていた。
ようは、花咲ガニを¥1000-で買うと、無料で泊まれると言うシステム。(激安)
部屋へはこの階段を使用する。
根室半島にある、ライダーハウス、インディアンサマーカンパニーさん。宿泊料金は、花咲ガニを、買ってくれた人は、無料なので嬉しい。まぁ、寝袋は必要だが、雨風が凌げるだけでもいい。ホテルや旅館といった施設では無いので、当然お風呂もシャワーなど無い。お風呂は、近くにある銭湯を紹介してもらった。しかし、花咲ガニを食べさせて貰って¥1000-だったら、激安だろう。^^ 本業は漁業をされているので、仕入れが安いだからこそ、このような事が出来るのだと思う。早速、銭湯から帰って来たら、花咲ガニが用意されていたので、頂く事に。風呂上りには、まずビールと、この花咲ガニでイッパイ。^^v 最高だった。泊まった記念にここのおかみさんが、写真を撮ってくれるとの事だったのだが、自分だけビールで酔ってしまって、眠ってしまった。。。。記念写真は、次回訪れるまでお預けとなる。明日は、ライダーの聖地の『開陽台』へ。以前は、車で来た所だったが、やはりバイク乗りであるならば、バイクで訪れておきたい場所。北19号線の一直線の道路も楽しみ。^^ 明日も晴れればいいのだが・・・
この日は、5〜6人のライダーが居た。バイクの種類が
違っていても皆同じバイクの旅人なのだ。^^
本日の走行距離 294.8km
自宅から、1246.6km
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