2000年6月16日
2000年6月。信州ツーリング出発の日を迎える。この梅雨時なのに、何故?!って思われるかも知れ無いが、行きたい時に行きたい場所へ行く。これほど気ままな、旅を満喫出来る事なんて、そう無いはず。出発時は、なんと晴。ほんとに梅雨なのかと思えない程の良い天気。いつもは雨男の異名を持つ自分だったが、AM 7:00 前、自宅を出発した。


名神高速道路栗東インターを一路東へ。小牧ジャンクションから、中央高速道路へ入り、目指すは長野県・八ヶ岳。今回も、いい景色に出会えればいいのだが・・・
途中休憩した、中央高速・駒ヶ根SAにて。
駒ケ岳には6月でも残雪が・・・
中央高速道路を快走し、途中、駒ヶ根SAで休憩を取る。中央アルプスの駒ケ岳には6月でも残雪を見る事が出来た。梅雨空とは思えない晴れだった。ここから、岡谷ジャンクションの先、諏訪インターで降りる。当初、諏訪湖温泉でノンビリしようと思っていたのだが、ここへ来て天気が快晴となったので、メルヘン街道・麦草峠へ変更。必ず絶景に出会えると確信した。諏訪インターを降りた所で、給油し、目指すは麦草峠へ。
メルヘン街道、(国道299号線)頂上付近にて。
メルヘン街道にて。(蓼科付近)
記念写真をパチリ。
麦草峠頂上にて。
標高2127mで、国道では日本第2位。
快晴にめぐり合えて良かった!!

※画像をオンマウスして下さい。
長野県・八ヶ岳を縦走する国道299号線、別名メルヘン街道をグングン登って行くと、頂上は麦草峠。標高2127mもあるのだ。しかし国道では第2位、1位は長野県・群馬県に跨る、志賀草津横断道路の渋峠。、ここは標高2172mある。しかし、まだ高い所がある。国道では無いが、乗鞍スカイラインである。標高はなんと2700mである。しかし、乗鞍スカイラインは、環境問題で、マイカー規制になるらしい・・・
(2003年より、乗鞍スカイライン及び、乗鞍エコーラインは環境保護の為、マイカー規制されており、走る事が出来ません。)


麦草峠は、ほぼ快晴に恵まれて、いいロケーションを堪能する事が出来た。梅雨とは感じられ無いほどだった。
麦草峠を後にして、国道299号線を下り、野辺山天文台。大きなパラボラアンテナは迫力満点。是非NHKプロジェクトXで製作物語をやって欲しいと感じた。天気も晴れて、パラボラアンテナが青空に映えた。

ここから、JR野辺山駅に向かう。日本で、一番高い所にあるらしい。記念碑があり、鐘があったが、鳴らす勇気は無かった。
記念に写真を・・・しかしアンテナと比較出来ず。
 直径45mの巨大アンテナ!

宇宙からのメッセージを捉えているのだろうか?!
ここ国立野辺山天文台は、
空気の澄んでいる八ヶ岳の麓にある。
JR 野辺山駅にある、『日本鉄道最高地点』のモニュメント。
単線で気持ちのいい直線。
野辺山を散策した後、今夜のキャンプ場、清里にある滝沢牧場キャンプ場へ向かう。その前に買出しを済ませて、滝沢牧場へ。ここは、牧場でキャンプ場もあって動物も居るキャンプ場だ。牛、馬、など動物が居るので、キャンプ場としては異色のキャンプ場だが、結構いい感じだった。
滝沢牧場キャンプ場。
動物達と、色々遊べるらしい・・・
滝沢牧場で飼われている、乳牛。
ここは、こうして動物達と、触れ合えるキャンプ場なのだ!
6月の梅雨シーズンと、平日と言う事で、
キャンプサイトには自分一人だけだった。
滝沢牧場の朝。
6月17日
AM 4:40 頃目覚める。流石に6月と言えども、ここ八ヶ岳の麓、滝沢牧場は寒い。高原で標高も高いからだ。すがすがしい牧場で目ざめのコーヒーを沸かす。なんとも贅沢だ。かたづけを済ませ、テントの撤収完了し、AM 7:00過ぎに滝沢牧場を出発した。
今日の最初の目的地、軽井沢へ向かう。
JR 軽井沢駅にて。
軽井沢は女性に人気スポットだ。
軽井沢・別荘地にて。
軽井沢駅周辺を散策し、ここから、浅間山を眺め、鬼押しハイウェーに向かう。いつの間にか、曇空。天気予報が全く聞いていなかったが、勘で雨と予報。自己だが、結構当たるのだ。いやな予感がよぎる。
鬼押ハイウェーにて。

気持ちのよい直線で走行中にパチリ!
もしかして・・・スピード出し過ぎ?!(^^;
鬼押出しと浅間山。
ますます天候が・・・
鬼押ハイウェーを快走して、鬼押出しを見学。天候がますます怪しくなって来る。やはり自己予報は当たるかも?!ここから、草津温泉へ向かう。
鬼押出しを後にして、群馬県へ突入する。すると予想どうり雨が降って来た。群馬県と言うと、草津温泉が有名だ。温泉好きにはたまらない。西日本には、あまり温泉が無いので、源泉が溢れんばかりに、これだけの源泉が沸きだしている温泉は日本でも少ない。前もって調べておいた、西河原大露天風呂を入ろうと、万感の思いだったのだが・・・
言わずと有名な草津温泉・湯畑。

右に見える四角いものは、江戸時代に将軍様の為にお湯を献上するために、作られたものらしい・・・群馬県・草津温泉は流石に歴史は鎌倉時代になると言う。
草津温泉・湯畑にて。

大量の源泉が・・・でも凄い!(@_@)
念願の、群馬・草津温泉に来たので、一番の楽しみの、西河原大露天風呂へ向かった。
が・・・臨時休業!!!ガ〜〜〜ン!!!(ToT) 年中無休と書いてあったのに・・・近くのオバチャンに聞いたら、『たま〜に掃除の為に休みがあるよ!』って返事が・・・


しかし、年に数回との事で、ショック!(ToT) と嘆いていると、雨が本降りになって来る。違う外風呂に入ろうと思ったのだが、雨がきつくなって、これから走るルート(志賀草津道路)が雨の為、通行止めにも、成りかねない雨だった。仕方なしで、名湯・草津温泉は取りやめ、一路、渋峠を目指す。この借りは必ず返す為に、リベンジツーリングで残し、草津温泉を後にした。
名湯・草津温泉には入れなかった・・・しかし、必ずリベンジしようと思いながら、志賀草津横断道路を登って行く。雨が非情だ。またまた雨は、僕に絶景を見せてくれない。ブツブツとヘルメット内で、一人事を呟いていると、白根山の硫黄の匂いがして来た。天気が良ければ、湯釜を見たかったのだが、あいにくの天候なので、先を急いぐ。しばらくすると、6月でも残っていた、残雪を発見。プチ感動ではあったが、流石は山岳道路。もし、快晴だとしたら、凄い景色が拝めたに違い無い。
志賀草津横断道路で、出合えた残雪。
国道292号線。通称名・志賀草津横断道路を群馬側からグングン登って行く。気温が下がって行くのが体から感じた。ようやく頂上の渋峠に到着。雨がキツイので渋峠ホテルで休憩した。

するとホテルのエントランスには年中焚かれているストーブがあった。やはり標高2172mもあると、山岳気候で寒い。おもしろい事に渋峠ホテルは建物の真ん中で色分され、それぞれ『ぐんま』 『ながの』。と記してあった。残念ながら写真には収め忘れたのだが、次回リベンジ草津温泉入るぞ!ツーリングの時には撮っておきたい。
           長野県側の記念碑。
         1996年のオリンピック開催で、
          道路などは整備されている。
渋峠にある白い標柱とパチリ。
ライダーたる者、一度は走っておきたい志賀草津横断道路。しかし天気が良ければ絶景に巡り会えただろう。残念ながら雨。草津温泉と、志賀草津横断道路の絶景はまたいつか、リベンジツーリングの時に晴らしたいと思いながら、渋峠を後にする。ここから志賀高原を過ぎ、奥志賀林道を抜け、今夜の宿、野沢温泉村へ向かう。
雨は止む気配さえなく、容赦なく降り続ける。奥志賀林道には、山菜採りの車族が目立つ。晴れていればなぁ〜とボヤキながら、走っているとようやく、野沢温泉スキー場の看板が・・・この看板・・・確か僕のHPのプロフの写真の場所ではないのか?!思わず記念撮影。(^^:*v雨で体が冷え切っていたので、早く宿へ向かう。期待の野沢温泉だ。ここは僕としては3本のお気に入りの温泉の一つ。無料の外湯が、何箇所かあり、風情を楽しめる温泉だ。スキーヤーにもも人気がある。早速今夜の宿に向かい、温泉三昧を堪能する事にした。
野沢温泉のシンボル 『大湯』にて。
重厚な造りの建物で、野沢温泉のシンボルとされている。
もちろん無料はうれしい。(^^* しかし、お湯が強烈に熱い。
早速、宿に到着した後、外湯をブラブラと歩きながら入る。全部を回るのは、自転車があるといいのだが、ここ野沢は坂道がキツイので、原チャがいいかも?!源泉は3箇所くらいあるらしい。スキーシーズンより、空いていてゆっくり入れた。

野沢温泉はライダーに是非お勧めだと思う。風情を楽しめて、外湯巡りも楽しみの一つ。もちろんほとんどの宿のも源泉を引き湯しており、源泉掛け流しだ。翌朝、野沢温泉のシンボル『大湯』前にて記念写真をパチリ。朝風呂も最高だった。
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